いつでも願う。七夕も、願う。

七夕の雨は、果たして織り姫と彦星の逢瀬を阻むのか。
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こんにちは、虹恋です。
ラピュタ島のように、雨嵐だろうと抜けると常に青空が広がっているはずで。
こちらの喧騒もどこ吹く風、高見の見物とはよく言ったもので。
こちら側とあちら側。
世界が全く違うのです。
雨だろうと嵐だろうと、私たちが上から目線で2人が逢えるように祈ろうと。
そんなのお構いなしに、きっと2人は筋斗雲にでも乗ってはるか遠くからクリアな視界の中、手を振りあってあっているのでしょう。

そもそも人は、大小あれ なんかかんだと見返りを求めて行動するわけで。
織姫様と彦星様が逢えるかな~なんて本気で考えるのは幼児まで。
星に願いの方が比重は高いでしょう。

願うのはタダだから。
言うのは自由だから。とかなんとか。
人目につくことを考えて、それなりの願い事を書いちゃって。

でもきっと、本当の欲望はとっさに出たもの。
今、サっと流れ星が流れた時!
つい口にできたもの。
そう、それです。

出てこなければ、今はある程度そこの状況で満たされているっていうことなんだと思います。
願い事は「欲を言えば~」の世界。
本気で願うのならば、自分で切り開くだろうし。

3年程前ツイッターでシリアの戦況を上げ続けた少女(アレッポの少女)バナさんは、今どうしてるのかな。
トルコにいるシリア難民のなかの一人になったとか聞いたけれど。

見上げた空は、青空だったり、曇り空だったり、雪雲だったり。
そんな種類しか学校で普通に学ばないけれど。
実際世界の空はいろいろな物で覆われていて。
光化学スモッグだったり、PM2/5だったり、落ちてくる爆弾だったり。

星空を期待して、てるてる坊主なんかを作っちゃう、この日本の平和がどれだけ幸せなことなのか。
世界を見渡さずとも、続く災害で苦労している人がたくさんいる中で、せめて小さな願いでも。そう願うことの尊さが。
命を灯すあかりであればと。人は願うのかな。

ここ最近は、子供が一人短冊を書くのみだったけれど、自分ではない誰かを思うきっかけに。
一つここは考えてみようかな。