窓の外がただただ透き通る青空だから・・・
「じゃ、今日は先にハワイで待ってる」
キメ台詞を向けた相手は、娘です。
どこか行きたい!!何かしたい!!
あ~ん、どこか行きた~い!!!
窓の外、青い空が広がっていれば 自然とそんな思いが湧き上がってきます。
そんな時あなたならどうしますか?
こんにちは、虹恋です。
人生思い通りに運ぶはずがなく。
青い空が私を呼んでも、答えるわけにもいきません。
仕事だ、子育てだ、家の、地域の行事だ ホレっと毎日が過ぎていく。
すべてを投げ出したい時、学生の時なら一人ふらっと旅に出て。
近くでも、遠くまででも。
そして今、そんな自由を謳歌していた時から遠いところまでたどり着いてしまった。
まだ2000年問題とか騒いでいたあの頃、社会人になって時間がないんだって事が分かって、どこか遠くへ行きたい、そんな気持ちはgoogle mapで発散していました。
ストリートビューもなかったあの頃は、地図上に、みんなが投稿した場所の写真が表れて、行ったことも見たこともない場所を飽きもせず見たものでした。
時は流れ、今は、動画も含めて手軽に簡単に旅気分を味わえます。
あの頃も今も変わらないのは、旅をする十分な時間がないと言うこと。
むしろ今は、子育てが追加されて子供が成長すればするほど時間が制限されてさまって。
もともとは子供を寝かしつける為に考えたんです。
夢の中は、自分だけの世界だから。
夢の中は、自由だから。
そうだ!どこへでも行けるんだってことを。
「あーどこか行きたい!ハワイとかいいなぁ」
「私は、ゆうえんちがいい!」
「そう?じゃ、ハワイの遊園地いこっか!」
「うん、それいいね」
そして、冒頭のセリフです。
「じゃぁ、ママ先にハワイに行って待ってるから。ワイキキビーチまで来てね、お休み~」
こうして、寝たふりをするのです。
すると、遅れちゃいけないって、子供も急いで夢の国へ。
これで実際行ったためしはありません。
なんせ、もう何年も夢を見てませんから...
可哀想に見えますか?気の毒ですか?
でもこれって、割と幸せなんです。
子供は早く寝るし、ハワイで待ってるとか、週末はフランスでグルメに。だとかなんとなく笑っちゃうんですよ。
今日も、窓から見えた青空は、雲一つなくて。心はどこまでも飛んでゆく。
ぽかぽか暖かい日差しの中、うっかりうたた寝しながら旅に出る。
平和に感謝したくなります。
ただただ幸せです。