アラフォー女子~量産型派遣として働く上で、キャリアアップは必要か~
派遣社員と聞いて何を思いますか。
猫の手でも借りたい時の猫の手ですか。
産休・育休・介護休暇の穴埋めですか。
そんな時に雇われる派遣社員として働く時、
派遣先の選び方として、提示されたいくつかの仕事先の中から選べるのは魅力的。
バイトやパートよりも時給が高い事が多く、「どれだけ楽して稼げるか」。
さて、何か決断を迫られた時、どうしますか。
アラフォー女子ともなると、経験から身に染みてるものがあったりします。
欲しいと思って悩んだ雑貨や服は、「やっぱり買おう!」と思って戻った時には無かったりして後悔したことは一度や二度ではありません。
小さい頃から選択に迷ったら、あみだくじをしたり、花びらを一枚ず引っ張ってみたり、どちらにしようかな、天の神の御心に従ってみたりして過ごしてきました。
そうして過ごしてくると、選択先で失敗した時、人のせいにしてやり過ごすようになってしまうのです。
しかし、自己アイデンティティという単語が授業やテストに繰り返し出た学生時代の概念が、心の奥底に眠っていたものを呼び覚ます「社会の波」に揉まれたり、「婚活」と向きあっていたり、乗り越えたアラフォー女子は成長しています。
やっぱり、やらずに後悔するよりは、自分でやることを選択してそして後悔する方がいいのです。
じゃぁ、何を選択するか。
人より秀でた人生ではありません。でも、生活に困っていたりしているわけでもありません。
ただ、今、「楽して稼いでいる」のが、派遣法の改正で3年で打ち切られそうなだけ。
そこで提案された次の仕事。
正社員でバリバリ働いている学生時代の友人のキャリアを羨んだ事はありません。
が、同じ大学を出て能力を生かしている友人と、その友人に「勿体ない」と言われる私。次に提案された仕事の職名だけは「ちょっとキャリアに色づけできそう」。
でも、確実に業務内容も精神的にも今よりずっと負担が大きくて。
時給はほんのちょっと色づくだけ。
都合良く使われてる派遣社員の私。
アラフォーともなると、キャリアを求めて正社員を目指しても、秀でた能力のない一般ピーポーは年齢で引っかかる様になってしまう現実。
こうして抜けだせない非正規地獄。
さて、「どうしよう」と人に相談を持ちかけた女子は、その時点で結局自分の意見は決まっているお約束。
「その職名」で呼ばれる自分に浸る為だけに、仕事を受けるのです。
量産型派遣でも、その職名につけるのは一部だから。
猫の手でも、猫は考える猫です。
貸す手は有料です。
借りたものは綺麗に返しましょう。
大切に扱いましょう。