過去を抱きしめて
あの頃の私は、どんな大人を思い描いていたのだろう。
こんにちは、虹恋です。
私の子供時代の性格は、はずかしがり屋で。
近所の幼馴染の家に遊びに行ってピンポンが押せず、「出てこい」「気づいて」と念を何十分も送り続けました。
(もともと遊ぶ約束は学校でしているので、いつまでたっても来ないって幼馴染が外に出てきて毎度解決)
授業中自ら発表なんてありえません。
(でも授業中のおしゃべりはするのです)
高校時代、内申点の意味が分かってくると、各学期の終わりごろ5日間だけとにかく意を決して発表するのです。それで最低限の内申点の印象付けは終わりです。
逃げ道は家の外にあった。
家の中にあっては漫画や空想の中。
男も女も、とにかく友達に恵まれた。
(私は男女の友情は成立する派)
そもそも結局恥ずかしい私は恋愛にも奥手で。
自分から告白するわけでもなく。
告白されて好きになったとしても、彼氏か友達かなんて選べない。
友達に助けられてきた。
友達が大切。
「でも、これからその役目を俺がしていくから」
そう言って少しずつ、少しずつ友達に頼っていた事を受け止めって言ってくれた人。
そんなアナタに出会えた奇跡。
ね、40歳目前の私は「幸せだ」って自信を持って言えるよ。
大人になるにつれて、色々経験して、人前は相変わらず緊張するけど。
話せない赤ちゃんの代わりに意思表示する癖がついて、“経験”から意見を口に出せるようになったよ。
そう、子供は好きだったよね。
たくさん欲しいとか思ってたでしょ?
でもね、ううん、そこは言わない方がいいか。
幸せだって、心と体で感じるの。
いつだって。
小さい事に幸せを感じるその気持ちを大切にして。
今日も部屋で泣いてる子供のころの私。
耳を塞いで必死で別のことを考えてうずくまってる私。
あの頃のことを思い出すと今でも胸が苦しくて、涙が出るけれど、
大丈夫。
大人になった私が未来から抱きしめているから。