厳選された田舎町で休日を過ごす。ゆったりとした時間、静かな環境、自然の香り・・・今や、それが贅沢です。
2017年に宝島社が行ったアンケートで、全国移住したい街ランランキングにおいて見事一位に輝いたらしい静岡県浜松市北区三ヶ日町・・・。
こんにちは、虹恋です。
いつの間にやら浜松に組み込まれた三ヶ日町。
こんな遠くまで来ても浜松か。と浜松市の広さを改めて認識したところ。
風光明媚で三ヶ日ミカンもおいしくて、三ヶ日牛やハチミツ、夏の花火やマリンスポーツも有名。三ヶ日ICからも近くって。鰻の有名なお店、果物狩り・・・
あれ、やっぱりいいところたくさん出てくるな。
さて、今回はそんな素敵田舎町三ヶ日町で行われた「フレグランスウォーターづくり」のイベントへ参加しました。
フレグランスウォーターとは、香りの水、いわば香水!?のもっと水に近いやつですね。つまり、水に香りが付いてるやつです(笑)
この時期の三ヶ日町と言えば、三ヶ日ミカンの花が満開で街中が、ミカンの花のいい香りに包まれている、まさに「香り高い町」。
ミカンの花を知っていますか?
そのミカンの花弁を一枚一枚手摘みで1時間摘むとのこと・・・
雄しべや雌しべなどは、色を悪くするということで綺麗な花弁のみを摘むのです。
始めは香りや花々にテンションが高く、写真を撮ったりしていたものの、日が高くなるにつれ、義務というか使命感というか、そういったもののみが私たちを突き動かす。
なぜなら、自分たちで摘んだ花だけでフレグランスウォーターを作るからです!!
1時間摘んで、娘と2人。これだけでした。
ところで、香水等価値の高い花は何だと思いますか?
1位は、朝摘みのバラ(ブルガリア ダマスクローズ)
2位は、ミカン(スペイン産)
だそうです。
ま、ミカンは香りとして好まれるということが言いたかっただけです。
さてさて、摘んだ花をこのエキゾチックな蒸留の機械に入れ30分位で抽出が始まりました。
今回は250mlのボトルで作成しましたが、以外に抽出されてボトルを満たすのに時間がかかる。軽く苦痛。(娘に至っては、すぐに私にバトンタッチ・・・)
ですが、出来上がったものは、とってもクリアで、シュっと一振りすれば はっと香りを体が追いかけてしまういい香り。
全員の抽出を待つ間に、同じ三ヶ日みかんの花の蜜が詰まった巣箱をもって、三ヶ日にある有名な長坂養蜂場の社長さんがサプライズで来てくれました。
昨日初めて巣箱を回収した、今年の初物のハチミツです。
巣箱を遠心分離機にかけて、出てきたハチミツは・・
黄金のシャンパンのように輝いていて。(養蜂場の社長さんのこの誇らしげな顔!)
サラリとしてて、雑味のないクリアな味。
本当においしかったです。
三ヶ日観光協会の会長さんが、今回のイベントを仕切られておられました。
お話も面白く、大人は3500円、子供1500円(ランチに地元で有名なパン屋のパンがついてます)
で、それぞれフレグランスウォーター1本ずつついて大変にお得感を得られました。
なによりも、花摘みの大変さ。
物事の過程を知ることは、ほんと大切ですね。
香水が高いのもほんと、納得します。
テスターでいろいろとシュッシュとやったあの一吹きにどれだけの苦労が詰まっているのか。申し訳なく思う。
そして、人工香料でない天然香料のなんて優美なこと。
最近は人工香料で体調悪くする人まで出るくらい、いろいろな強い香りが多くて。
優美な時代の香りをしたためたあの頃のような、そんな古風な日本の良さをこの新し令和の始まりに、古きを知りて新しきを得る。温故知新って所ですか?
心の余裕を持ちたいものです。